朝日カルチャーとのコラボ企画 シリーズ「昭和100年」
「建築の見方がよくわからない」「どこが凄いのかわからない」という皆さんに向けて、建築のプロがわかりやすくその魅力を解説します。講師は私たち東京建築アクセスポイントの理事で、毎月交代で登場します。昭和の巨匠たちの名建築を取り上げる講座です。
第3回:吉阪隆正 2025年3月6日開催
吉阪は幼少期の頃、外交官の父に伴われてスイス・ジュネーブで過ごし、趣味の登山も父の影響を受けています。早稲田大学に進学し、今和次郎と出会います。フランスに渡り、ル・コルビュジエに師事したのは戦後1950年のことでした。代表作の大学セミナー・ハウス本館(1965年竣工)をはじめ、コンクリートを用いた彫塑的な建築が特徴です。『吉阪隆正とル・コルビュジエ』(王国社)を執筆した建築史家が、彼の生涯と作品を物語ります。
講師:倉方俊輔