朝日カルチャーとのコラボ企画 シリーズ「昭和100年」
「建築の見方がよくわからない」「どこが凄いのかわからない」という皆さんに向けて、建築のプロがわかりやすくその魅力を解説します。講師は私たち東京建築アクセスポイントの理事で、毎月交代で登場します。昭和の巨匠たちの名建築を取り上げる講座です。
第5回:菊竹清訓 2025年5月22日開催
菊竹清訓は1960年代に興った建築運動「メタボリズム」の主要メンバーとして世界的に知られています。彼は建築に求められた課題を、大胆な構造技術による解決法で、形にしていきました。それが例えば、居住空間を柱で空中に支える、スカイハウス(1958年竣工)や東光園(1964年竣工)などの作品です。そのスタイルは、1990年代の代表作である江戸東京博物館(1992年)にまで、貫かれています。菊竹はなぜ、空高く建築を持ち上げようとしたのでしょうか。建築家の生涯をたどることで、その謎に迫ります。
講師:磯達雄