日時:2021年3月28日(日)9:30~12:00
見学場所:《 田端文士村記念館》、《北区田端中学校》(シーラカンスK+H設計、2019)、《メゾン・ド・ロウラン》(クリストファー・アレグザンダー設計、1988年)など
参加者:12名
ナビゲーター:和田菜穂子
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山手線の駅の中でもっとも乗降者数が少ないと言われているのが田端駅。私自身、初めて降りたちました。まずホームに降りた時、駅舎の鉄骨構造がとても美しいと思いました。ホームの間を渡す梁がとても美しいのです。山手線の中でも有数の美しさだと思いました。
駅前には《田端文士村記念館》があります。かつては芥川龍之介ら文豪や芸術家が暮らした住宅地で、この一帯はのどかな農村でした。
さて今回のツアーの目玉を紹介しましょう。クリストファー・アレグザンダー(1936-)が日本で設計した集合住宅《メゾン・ド・ロウラン》です。かの有名な建築本「パターン・ランゲージ」の著者として知られています。建築学科出身者なら教科書に必ず出てくる名著なので、名前くらいは知っているのではないでしょうか。彼は1980年代に日本で活動をしており、他にも《盈進学園東野高等学校》(1985)を設計しています。建築家というよりも都市計画もしくは建築理論家としてその名が知られています。
彼が設計した集合住宅がなんと文京区に存在していました!一番びっくりしたのはナビゲーターの私だったのではないかと思います。ツアーのルート散策のリサーチ時点でこの存在を知りました。
このように山手線ツアーはいつも新しい発見があり、私自身とても楽しんで街歩きの企画をしています。ご興味のある方はお気軽にご参加ください。お待ちしています!!
ナビゲーター:和田菜穂子