日時:2021年2月28日(日)9:30~12:30
見学場所:《Ryozan Park 巣鴨》、《高岩寺(とげぬき地蔵尊)》、《すがも鴨台観音堂(巣鴨さざえ堂)》、《亀の子束子本店》、《慈眼寺》、《染井霊園》、《勝林寺》など
参加者:11名
ナビゲーター:和田菜穂子
*******
「おばあちゃんの原宿」と言われている巣鴨。参加者はいつもより女性が多かったです。実際に歩いてみると、年齢に関係なく、昔からの商店街がとても魅力的であることに気づきました。
さて今回は特別訪問として、巣鴨・大塚でシェアハウス、シェアオフィスなど幅広く展開している《Ryozan park》へ。先日知り合った、オーナーの竹沢さんに巣鴨の拠点を3箇所ご案内していただきました。竹沢さんはアメリカ留学から帰国後、スコットランド人の奥様と出会い、結婚。そして曽祖父の代から居住している巣鴨を拠点に、いろんな人が集積する新しいコミュニケーションの場を作りました。それが《Ryozan Park》です。おそらく「水滸伝」の「梁山泊」(有志が集まる場所)をなぞらえてのネーミングなのでしょう。インテリアデザインのコンセプトは「失われた本能や野性を取り戻すこと」だそうです。長野在住の彫刻家に依頼し、洞穴のようなミーティングスペースなどもありました。思わず潜りたくなる遊び心のあるデザインです。私は「現代の梵寿綱のようだ」と思いました。アーティストとのコラボレーションによって、その空間にエネルギッシュな空気を感じたからです。竹沢さんがいうように「ここでは仕事にならないかもしれない」けれど、是非使ってみたいと思いました。
その後、巣鴨地蔵通り商店街にある「とげぬき地蔵尊」こと《高岩寺》、「巣鴨さざえ堂」こと《鴨台(おうだい)観音堂》、そして《猿田彦大神巣鴨庚申塚堂》をお詣り。ところでさざえ堂についてですが、会津の他にもいくつもあるって知ってましたか? ちなみに巣鴨のさざえ堂は下りに千住博の滝画があり、現代的な造りになっています。
個人的には巣鴨にある赤パンツのお店に興味津々。 「還暦祝いに干支のパンツをもらうと一生しもの世話にならない」とか。履かなくても、タンスにしまってお守りがわりにするのがいいそうです。いつか誰かに「プレゼントしよう!」と思いました。
その後、足を伸ばして、《染井霊園》へ。 ソメイヨシノの発祥の地ですが、岡倉天心ほか有名人が眠っている大きな墓地です。墓地に隣接し、由緒ある《慈眼寺》や手塚建築研究所が設計した現代的なデザインの《勝林寺》 などがあります。
通り道のところどころに梅が咲いており、春を感じたツアーでした♪ 最近、参加者の皆さんは起伏のある地形に関心を持ち、「ブラタモリ度」が増していますね。初めての方もご参加お待ちしていまーす!
ナビゲーター:和田菜穂子