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【AP会員限定】日比谷公園周辺の近代建築

2025.1.31
https://accesspoint.jp/reports/shisei/
日時:2025年1月31日(金)13:10~16:30
参加者:14名
見学先:市政会館・日比谷公会堂(佐藤功一設計、1928年)、法務省赤れんが棟(ベックマン、エンデ設計、河合浩蔵実施設計)
ナビゲーター:和田菜穂子

東京建築アクセスポイントの会員限定企画は年に数回開催しています。今年の第一弾は、後藤・安田記念東京都市研究所のご案内で市政会館を特別に見学させていただきました!研究所の方のプレゼンテーションを聴きながら、大切に使われ続けていることがわかりました。また当時の佐藤功一のコンペ案から実施に至るまで、かなりデザインが変わっていることもご説明いただきました。平面、立面、断面図など見せていただきましたが、今度時間がある時に1階にある図書室で資料を調べてみようと思いました。田邊淳吉、中條精一郎らの落選したコンペ案も資料として残っています。

 

レクチャー後の見学会は二つのグループに分かれて行いました。今回は特別に時計棟の屋上まで見学させていただきました。隣り合う日比谷公会堂の屋根を見下ろすことができます。日比谷公会堂は内部で繋がっていますが、都の区分所有になっているとのことです。屋上から建て替え前の帝国ホテルや日比谷図書文化館がみえ、形状がよくわかります。4面ある時計棟は日比谷公園のみならず、都市の人々に時を告げる重要な役割を担っています。

 

次に日比谷公園を通過し、法務省赤れんが棟(ベックマン、エンデ設計、河合浩蔵実施設計) へ向かいました。平成になってリニューアルされた「法務史料展示室」にて展示解説をしていただきました。建物は戦災に遭い、煉瓦の躯体だけ残りましたが、その後何度も修復工事を経て、現在はようやく竣工当時の姿に戻りました。東京駅の復原工事と同じですね。

 

このように会員限定の特別企画も年に数回行っています。会員申込はいつでも可能です。会員申込はこちらから。

 

レポート:和田菜穂子