レクチャー後の見学会は二つのグループに分かれて行いました。今回は特別に時計棟の屋上まで見学させていただきました。隣り合う日比谷公会堂の屋根を見下ろすことができます。日比谷公会堂は内部で繋がっていますが、都の区分所有になっているとのことです。屋上から建て替え前の帝国ホテルや日比谷図書文化館がみえ、形状がよくわかります。4面ある時計棟は日比谷公園のみならず、都市の人々に時を告げる重要な役割を担っています。
次に日比谷公園を通過し、法務省赤れんが棟(ベックマン、エンデ設計、河合浩蔵実施設計) へ向かいました。平成になってリニューアルされた「法務史料展示室」にて展示解説をしていただきました。建物は戦災に遭い、煉瓦の躯体だけ残りましたが、その後何度も修復工事を経て、現在はようやく竣工当時の姿に戻りました。東京駅の復原工事と同じですね。
このように会員限定の特別企画も年に数回行っています。会員申込はいつでも可能です。会員申込はこちらから。
レポート:和田菜穂子