日時：2021年11月28日(日)13：00〜15：00

見学場所：《大学セミナーハウス》（吉阪隆正＋U研究室）

参加者：15名

ナビゲーター：岸 佑

中央線ツアー第3弾として、八王子の建築ツアーを企画しました。見学したのは吉阪隆正＋U研究室が手がけた《大学セミナーハウス》です。当日は晴天にも恵まれ、紅葉の真っ只中での見学となりました。

最寄りのバス停からセミナーハウスの敷地へ向かうと、最初に出迎えてくれるのは《本館》（1965年竣工）です。職員さんの案内で、まずはシェル構造の屋根が印象的な《講堂》と《図書館》（ともに1967年竣工）から見学しました。次に訪れたのは松下幸之助の寄贈によって建設された《松下館》（1968年竣工）。個室と会議室からなる建物で、こちらもシェルの連続屋根が印象的です。続いて《長期館》（1970年竣工）と《国際館》（1978年竣工）を見学しました。《長期館》の内部はドアも仕切りのない個人スペースがつながっている独特な建物です。最後に《本館》の中を見学して解散となりました。

今回は、いずれの建物も、部屋の中を見せていただくことができましたので、レトロで可愛いサインや色彩が印象的な内部に参加者のみなさんも興味をもたれていたようです。多摩丘陵の高低差のある敷地に、風景と一体化するように建てられた《大学セミナーハウス》の見学はあっという間に時間が過ぎてしまいました。

中央線ツアーは徐々に都区内へ近づいていく予定です。第4弾も企画中ですのでご期待ください！

レポート：岸 佑