日時:2021年8月5日(木)10:00~12:30
見学場所:《土浦⻲城邸》(土浦⻲城、1935年)、《
参加者:7名
ナビゲーター:和田菜穂子
汗が噴き出てくるような猛暑の中でしたが、目黑駅から恵比寿駅を歩きました。フランクロイ ドライトの事務所に所属していたこともある建築家の、《土浦⻲城邸》を目指して高級住宅街 を散策したあと、《ウェスティンホテル東京》などで涼みながら《恵比寿ガーデンプレイス》 を見てまわりました。最後には、渋谷のトイレプロジェクトの一環である、槇文彦氏と佐藤可 士和氏設計のトイレをそれぞれ見ることができました。
《JR山手線目黑駅》に集合し、豪奢な住宅が立ち並ぶ⻑者丸地区を歩いていくと、路地を入っ たところに《土浦⻲城邸》があります。屋内には入ることができませんでしたが、真っ白い壁 面が印象的なモダニズム住宅です。移築されてしまうということで、解体工事の掲示がされて いました。
住宅街を抜けると、《ウェスティンホテル東京》や《恵比寿ガーデンプレイス》が見えてきま す。豪華なホテル内で涼んだ後はホテル内の通路から《恵比寿ガーデンプレイス》へ抜けるこ とができました。 《恵比寿ガーデンプレイス》は、サッポロビールの工場跡地に複合施設として建設されまし た。新型コロナウイルスの影響で営業していない店舗も多くありましたが、施設の一角にはエ ビスビール記念館やサッポロビール本社がありました。 《恵比寿ガーデンプレイス》の一角には《東京都写真美術館》があり、入り口に続く道のタイ ルだけ他の箇所とは別のデザインのものが使われています。
恵比寿駅に向かう途中の恵比寿東公園には、「THE TOKYO TOILET」プロジェクトの一環で 渋谷近隣に建設された《恵比寿東公園トイレ》を見に行きました。恵比寿東公園はタコの滑り 台があることで有名ですが、槇文彦氏によって設計された白いトイレは、イカを彷彿とさせる 造りになっています。個室部分はもちろん見えませんが、トイレ内の中庭のような部分が外側 から見える作りになっており、空間が区切られていないのが特徴です。 解散直前には、恵比寿駅⻄口の交番近くの佐藤可士和氏設計の《恵比寿駅⻄口公衆トイレ》を 見に行きました。こちらは外側から見えにくい造りで、全室が多目的トイレになっています。
学生インターン:宮下比菜子(慶應義塾大学法学部1年)