TOUR

近代小田原三茶人の茶室とかまぼこの食文化

2022.05.04
https://accesspoint.jp/reports/odawara/

日時:2022年5月4日(火)10:00-13:30

見学場所:松永記念館(老欅荘、葉雨庵、烏薬(うやく)亭、無住庵)、皆春荘、鈴廣かまぼこの里

参加者:8名

ナビゲーター:和田菜穂子

 

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風光明媚で温暖な小田原は別荘地として注目を集め、長谷川如是閑、益田孝、大倉喜八郎ら政財界の大物がここに移り住みました。電力王と言われ、数寄茶人としても知られる松永安左ヱ門(耳庵)の自邸は松永記念館の敷地内にあります。それが「老欅荘」です。耳庵はここで多くの茶会を催し、当時の有名な茶人・政治家・学者・建築家・画家などを招きました。

 

野崎廣太(幻庵)の茶室「葉雨庵」もここに移築されました。この二つの数寄屋建築は国登録有形文化財に指定されています。そのほか、田舎家風の「無住庵」も再建されています。大胆で豪奢な数寄屋建築が松永記念館にはいくつもあります。

 

その後、松永記念館を後にし、竹の小径を散策しました。清浦奎吾や山縣有朋が暮らした「皆春荘」の前を通りかかると、幸運にもその日は一般公開しており、内部を見ることができました。GWといえども、この界隈は人通りがほとんどなく、歩いている住民の姿を見かけることはありませんでした。人混みや喧騒とは無縁の世界で、隠居するにはぴったりですね。おかげさまで心穏やかに過ごすことができました。

 

その後、電車で移動し、鈴廣かまぼこの里でランチを食べました。ここは大勢の観光客で賑わっていました。私は「母の日のプレゼント」に小田原名物のかまぼこを購入し、実家に配送しました。とても有意義なGWの1日でした!

 

企画:和田菜穂子