TOUR

ピロティで持ち上げられたゴルフ場カントリークラブ 〜菊竹清訓設計の飯能くすの樹カントリー倶楽部見学会〜

2022.04.30
https://accesspoint.jp/reports/kusunoki-golf/

日時:2022年4月30日(土)11:30~1 7:00

見学場所:《飯能くすの樹カントリー倶楽部》(菊竹清訓、1994)

参加者:12名

ナビゲーター:磯達雄


お天気に恵まれ、絶好の建築ツアー日和となりました。飯能駅で待ち合わせをし、タクシーを乗り合わせて《くすの樹カントリー倶楽部》へ。もともとはオンライン建築講座の受講生のための見学会でしたが、AP会員に声をかけ、一般にも募集をし、総勢12名の参加者となりました。募集を開始し、すぐに満席となった人気のツアーです。

 

《くすの樹カントリー倶楽部》はメタボリズムの建築家として知られる菊竹清訓が設計した会員制のゴルフクラブです。ピロティーで地表面から持ち上げられている造形がとてもユニークです。方形屋根のユニットが連結した構成は、菊竹が追求した建築の〈かた〉のひとつとして実現したものです。どのユニットも突出した天窓から光が差し込んできます。

 

磯の解説によれば、ポンピドーセンターのコンペ案からスタートし、ずっと菊竹が温めてきた独自の建築思想がようやく実現したものだそうです。《京都信用金庫》でも方形屋根のユニットが連なるものがいくつか設計されていますが、それらはピロティがなく、地面にしっかり着いた形です。しかしこちらはゴルフ場という広大な敷地であることから、クラブハウスからゴルフコースを眺めるために、建物を地面から持ち上げ、ピロティ空間をもうけました。そこには受付、トイレ、カートの待機場、キャディさんの控え室などが配置され、有効活用されていました。

 

今回の見学会では特別室や浴室などを丁寧にご案内していただき、ゴルフ場関係者の方に感謝いたします。特に眺めの良い部屋での昼食は最高でした!

 

ツアー後は一旦解散し、希望者数人と入間市にある《ジョンソンタウン》へ。米軍ハウスが建ち並ぶエリアで、現在はカフェや雑貨屋さんが連なり、観光名所となっています。白く塗られた平屋の木造住宅、三角屋根などが特徴です。みなさんとビールで乾杯し、楽しい1日となりました。

レポート:和田菜穂子