LUNCH&TOUR

春の建築ツアー:鎌倉の近代住宅を巡る

2024.04.06
https://accesspoint.jp/reports/kamakura/

日時:2024年4月6日(土)10:00~17:00

見学場所:旧和辻邸(旧川喜多邸別邸)、旧大佛次郎茶亭、旧里見弴邸(西御門サローネ)、旧旧華頂宮邸、報国寺、杉本寺、レストラン奥鎌倉北条(村田政眞設計)、鶴岡八幡宮

参加者:8名

企画:和田菜穂子


桜が満開の鎌倉で近代住宅を巡るツアーを開催しました!

 

春の特別公開に合わせてツアーを企画しました。最初に訪れたのは川喜多映画記念館の敷地にある旧和辻邸(旧川喜多邸別邸)(江戸後期1800年代?)へ。和辻哲郎が東京都練馬区において居宅として使用していたものを、川喜多長政・かしこ夫妻が昭和36年に移築したものです。

 

次に旧大佛次郎茶亭(大正8年1919年)へ。以前は取り壊しの話もありましたが、2023年改修工事を終え、保存活用されています。よかったです!

 

次に旧里見弴邸(大正15年1926年)へ。里見弴自らが設計に関わったもので、フランク・ロイド・ライトの帝国ホテルに影響を受けています。戦後は米軍に接収されホテルになりましたが、その後、石川氏が所有しています。現在は「西御門サローネ」という名で貸スペースや喫茶店をやっていますが、喫茶室は4月末まで、見学会は5月20日までとのことです。建物の管理している設計事務所の方にお話をお伺いしました。

 

次に旧華頂宮邸(昭和4年1929年)へ。鎌倉3大洋館の一つとされています。残りの二つは鎌倉文学館、レストラン古河邸ですが、それぞれ博物館として、レストランとして活用されています。旧華頂宮邸だけは活用がなされておらず、春と秋の年2回だけ特別公開しています。

 

その後、竹の寺として知られる報国寺、苔むす階段に趣を感じる杉本寺を巡りました。ランチは隠れ家レストランの奥鎌倉北条へ。建築家村田政眞の処女作とのこと。卒業設計として祖母の家を自分の家の敷地に建てたものだそうです。村田政眞は駒沢公園オリンピック競技場、板橋区立美術館などの設計者として知られています。

 

最後に鶴岡八幡宮、鎌倉文華館を見て解散。2万歩も歩き、充実した1日でした!

 

ナビゲーター:和田菜穂子