日時：2021年8月23日（月）9:30～12:00

見学場所：《堀ビル》（1932年）、《銀座和光》（1932年）

参加者：7名

ナビゲーター：和田菜穂子

新橋にある《堀ビル》は曲面ファサードが特徴で、ところどころに中世ロマネスク風の装飾が施されています。関東大震災後の1932年に建築金物を取り扱う堀商店のショールーム兼本社ビルとして建設され、1998年には国の登録有形文化財となりました。今年に入り竹中工務店のレガシー事業としてシェアオフィスに生まれ変わりました。それまで４階部分にはオーナーの方がお住まいでした。今回は特別にシェアオフィスの運営を行なっているGOOD OFFICEさんの案内で、内部を見学させていただきました。

今回のツアーの目的は同年に竣工した《銀座和光》との比較です。銀座４丁目の交差点に佇む気品ある「銀座のシンボル」のこのビルも同じような曲面ファサードを持っています。この二つのビルをじっくり観察するのが今回のツアーの趣旨で、参加者の皆さんと一緒に、新橋と銀座にある二つの歴史的建造物の美しい佇まいを比較しました。

ナビゲーター：和田菜穂子