日時:2021年12月28日(火)12:15~17:00
見学場所:《日立駅》(妹島和世、2011)、《日立シビックセンター》(坂倉建築研究所、1990)、《旧金馬車ビル》(妹島和世、1998)、《旧パチンコパーラー》(妹島和世、1993)、《日立市新庁舎》(SANAA、2019)、《日立カトリック教会》(不詳)、《吉田正音楽記念館》(内井昭蔵、2004)など
参加者:5名
ナビゲーター:和田菜穂子
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今年最後のAPツアーは日立にある妹島和世、SANAA建築を満喫しました。私は思い立って前夜から日立に泊まり、日立駅から朝日を眺めることにしました。日の出は6時48分。雲があったので、かなり焦らされました。ですが運よく雲間から日の出を拝むことができました。
みなさんとは12時15分に駅前で待ち合わせ。駅を散策した後、日立駅情報交流プラザへ。ここでは日立駅10周年を記念した展覧会「妹島和世展」が開催中でした。
その後、日立市新庁舎まで歩きました。途中、妹島和世の初期作品の《旧金馬車ビル》(1998)や《旧パチンコパーラー》(1993)を外観から眺め、坂倉建築研究所設計の《日立シビックセンター》、戦前の《日立カトリック教会》を通り過ぎました。
《日立市新庁舎》ではまず大屋根広場にあるレストラン「KITCHEN + CAFE うみとやま」でランチを食べました。その後、市役所の方にご案内していただき、議場を見学しました。庁舎の大きな特徴はツインコアになっていて、中央は仕切りのないオープンスペースになっていることです。そして内部通路がぐるりと建物の外周の内側を巡っています。大屋根広場は災害に備えた防災拠点の機能を担っています。薄い鉄板のヴォールト屋根が連なる様子は上からも下からも圧巻です。
最後は高台にある内井昭蔵設計の《吉田正音楽記念館》の展望室から日立市街地を眺めて帰途につきました。
ナビゲーター:和田菜穂子