TOUR

【夕涼み&ライトアップツアー】原宿駅周辺

2020.08.23
https://accesspoint.jp/reports/harajuku/

日時:2020年8月23日(日)18:00~20:00

見学場所:《表参道ヒルズ》(安藤忠雄、2006)《Gyre》(MVRDV+竹中工務店、2007)、《原宿駅》(鉄道省工務局建築課長谷川馨、1924)、《代々木深町公園の公衆トイレ》(坂茂、2020)《はるのおがわコミュニティパークの公衆トイレ》(坂茂、2020)

参加者:6名

ナビゲーター:和田菜穂子


急遽、夕涼み&ライトアップツアーを開催しました。その理由は、原宿駅舎が解体される前にその姿をみなさんと一緒に記憶に留めておこうと思ったからです。そして折しも代々木公園付近には坂茂設計の「光る公衆トイレ」が完成したばかり。一人で夜の公園まで見に行くのはちょっと怖かったので、「みんなで一緒に見に行こう!」と企画しました。急な募集にも関わらず6名が集まり、夕暮れ時の表参道を歩きました。

 

原宿駅にはたくさんの人がいて、駅舎の写真を撮影していてびっくり!みなさん、よくご存知なんですね、解体されることを。テレビの取材もきていました。ハーフティンバー様式の可愛い洋風駅舎は、若者の集まる原宿のシンボルでした。周りに何もなかった大正時代から建っていて、1964年の東京オリンピック開催などみるみるうちに都市化が進んでいく様子をじっと見守ってきた駅舎。それはまるで絵本の「ちいさいおうち」(バージニア・リー・バートン)みたいだな、と思いました。できたら移築されたらよかったのにね。

 

その後、暗くなった夜道をみんなで歩き、坂茂設計の話題の「光るトイレ」へ。確かにこの周囲は暗いので、防犯上優れたアイディアだと思いました。透明で丸見えのトイレはちょっと躊躇するけれど、誰もいないのが一見してわかるので安心、という防犯上のメリットも。鍵をかけると外周が曇り、外からは見えなくなります。急いで用を足したいときも、光っているとすぐにトイレの場所がわかるので便利ですね(苦笑)

 

猛暑がまだまだ続きますが、夕方からのライトアップツアーは好評たったので、また企画したいと思います。

 

ナビゲーター;和田菜穂子