TOUR

Explore a unique architect’s buildings

2018.5.19
https://accesspoint.jp/reports/explore-a-unique-architects-buildings/

日時:2018年5月19日(土)10:00~13:00

見学場所:梵寿綱《ラポルタ和泉/Door to Fountain》(1989)、梵寿綱《マインド和亜/Trip to Carnival》(1992)、梵寿綱《ドラード早稲田/Waseda el Dorado》(1983)

参加者:5名

ナビゲーター:和田菜穂子

スペシャルゲスト:梵寿綱(建築家)

 

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梵寿綱の建築を巡る、初めての外国人向けツアーをおこないました。中国から1人、ロシアから3人、オマーンから1人のお客様が参加してくださいました。マインド和亜ではオーナーの石井さんが、ドラード早稲田では建築家の梵さんが自ら案内する、というスペシャルなツアーでした。

 

私が梵寿綱のツアーに参加するのはこれで3回目になります。しかし、今回は海外の皆さんの感想が日本人の見方と違ってまた新たな発見がありました。マインド和亜では中庭の床面が波打ったような表現になっているのですが、これが京都の寺院の庭などに見られる枯山水のようであり、非常に日本的だという感想がありました。確かにこの中庭は海の世界をテーマとしています。私もそう言われて初めて、このような表現は日本独特であるのかもしれないなと思いました。

 

今回参加してくださった方の中で、中国とオマーンからの2人が私と同年代でした。海外の同じくらいの年齢の人が梵寿綱の建築を見てどんなことを思ったかを議論することができて私もいつもより面白いツアーとなりました。

 

レポート:中村 竜太(学生インターン)

早稲田大学 創造理工学部 建築学科4年