BOOK

【BOOK トークvol.5】サヴォワ邸の明るい時

2025.04.04
https://accesspoint.jp/reports/book5/

開催日:2025年4月4日

選書:『サヴォワ邸の明るい時』(鹿島出版会、2024年)

訳者:戸田穣(絵:ジャン=フィリップ・デローム、文:ジャン=マルク・サヴォワ)


BOOKトークも5回目を迎えました。

今回は絵本『サヴォワ邸の明るい時』をもとに、訳者の戸田穣さんにお話しいただきました。こちらの絵本はル・コルビュジエの代表建築サヴォワ邸について、この住宅を注文をした施主の目線から語られています。この家の誕生から完成まで、そこでの暮らしぶり、さらには廃墟になっていく過程など、様々な「物語」を知ることによって、今もなお威厳を放つ真っ白で美しい名建築もなんだか身近なもののように感じることができました。

イベントの最後に参加者の皆様によるフリートークを行いました。中でも、施主がコルビュジエに対して「雨漏りを直してほしい」と訴えた手紙のこと、綺麗に改修された状態よりも廃墟が持つ独特の美しさ、このようなトピックで皆さん盛り上がっていました。

学生インターン:安本芽生