日時:2019年1月20日(日)13:00-16:00
見学場所:7つの建築(下記参照)
参加者:9名
ナビゲーター:和田菜穂子
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毎年恒例の新春企画。企画者の和田が勝手に縁起の良さそうな建築を7つ選んで巡るツアーです。今年は上野エリアで芸術鑑賞を目的としました。
1、東京国立博物館本館(渡辺仁設計、1938年開館)
干支のイノシシの特別展示をみました。
2、東洋館(谷口吉郎設計、1968年開館)
スキップフロアの内部を大急ぎで巡りました。
3、法隆寺宝物館(谷口吉生設計、1999年開館)
水辺が美しい建物です。展示の工夫や建築家の徹底したこだわりにも注目しました。
4、旧奏楽堂(山口半六、久米正道設計、1890年開館)
チェンバロのコンサートを聞きました。
5、旧博物館動物園駅(中川俊二設計、1933年開業)
道路からうさぎのインタレーションを覗きました。当日券の見学チケットはわずか1時間足らずで完売していました。
6、国立国際子ども図書館(久米正道設計、1906年、安藤忠雄改修・アーチ棟新築2015年)
3階の展示室周辺を巡りました。「赤い鳥」の絵本展示の他、スペイン人アーティストのホセ・マリア・シシリアによる東北の子どもたちに関する展示もみました。
7、東京芸術大学陳列館(岡田信一郎設計、1929年開館)
トム・ヘネガン退任展、北川原温退任展。トムにお願いして私たちのツアーのために特別に展示の解説をしてもらいました。なんと、1976年トムがまだAAスクールの学生だった頃、シマシマのジャケットを着てプレゼンテーションする秘蔵映像がありました。若い時のトムは今よりかなりキレキレな感じで、カッコよかったです。
ここで時間切れ。3時間で7つの建築を巡るのは予想以上にハードでした。芸大美術館の前で解散しましたが、この建物は先日逝去された六角鬼丈氏の設計です。
今日は退任展最終日でしたので、午前午後と芸大周辺で多くの建築関係者にばったり会いました。「建物七福神巡り」にはもってこいの散歩日和の快晴でしたね〜。
企画・レポート:和田菜穂子