TOUR

ランチ付きツアー 村野藤吾の茶室「グランドプリンスホテル新高輪」

2017.12.4
https://accesspoint.jp/reports/%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%81%e4%bb%98%e3%81%8d%e3%83%84%e3%82%a2%e3%83%bc-%e6%9d%91%e9%87%8e%e8%97%a4%e5%90%be%e3%81%ae%e8%8c%b6%e5%ae%a4%e3%80%8c%e3%82%b0%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%89%e3%83%97%e3%83%aa/

日時:2017年12月4日(月) 10:00-13:00

見学場所:恵庵、秀明など

参加者:8名

ナビゲーター:佐藤建治(矩須雅建築研究所主宰)

企画:和田菜穂子

 

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参加者のコメント

佐藤建治さんによる「グランドプリンスホテル新高輪」、村野藤吾設計の数寄屋建築「惠庵」「秀明」を中心に廻るランチ付きツアーに参加しました。佐藤さんはかつて村野・森建築事務所に勤務していた方で、今までにいくつか村野建築を案内していただいていますが、村野建築への愛が半端なく、豊富な村野藤吾情報と自身の思いを交えながらおもしろおかしく語っていただけるので今回のツアーもとても楽しみにしていました。ツアーのスタートは「惠庵」の裏口あたりから見頃を迎えた晩秋の紅葉と村野建築の醍醐味である数寄屋屋根の連なりとの見事なマッチングを眺めてからという粋なものでした。「惠庵」「秀明」の内部は見所満載で、和風建築特有の写しや本歌取りという手法があり引用元がいろいろとあるが、一度村野を通すことでただの写しではなく、<村野>の建築になっているということや村野は描いた線をぼかすように空間をつくるという説明を聞きながら見学できたことでまたより深く村野空間を認識できた気がします。ぼかされた線が心地よく、豊穣な空間を秀逸の解説で堪能できました。また、最後に今回の贅沢建築ツアーの締めとして、「清水」では、網代編みの天井周りに梅模様が配されている可愛らしい座敷でオランダから来た村野ファンの建築家ご夫妻とランチをいただき、村野建築の話で盛り上がり、大変楽しいひと時を過ごすことができました。

石田潤(リンク建築設計工房)