日時:2019年3月9日(土) 10:00-16:30
担当:三浦尚人(サポートスタッフ)/ 三上佳祐(学生インターン)
ツアー参加者数:8名
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土曜日で天気に恵まれたこともあり、戸越銀座商店街へ向かうために戸越銀座駅で降りる人々は多く、斬新な駅舎の写真を撮っている人も見かけました。「オープンしなけん」のビブスを着用している我々スタッフに声を掛ける人は少なく、20代女性がガイドブックを受け取って行かれました。
午後になると公式イベントとしてレクチャー付きガイドツアーが行われました。まず荏原第3地域センターにて、東急電鉄の担当者から駅舎についてのレクチャーが行われました。遅刻される方もなく、事前申込8名全員が参加されました。当時の古い駅舎の写真をはじめ、工事の進め方、多摩産のスギ材とヒノキ材の使用、旧駅舎の廃材の再利用など、パワーポイントで詳しい説明があり、参加者はメモを取ったり写真を撮ったりしていました。参加者の中には、現在工事中の旗の台駅近辺にお住まいの方がおり、東急電鉄の方にホームのベンチについて要望を述べていました。
レクチャー後、参加者全員で戸越銀座駅へ移動しました。駅舎の上りホームで東急電鉄の担当者から再度詳しい説明を受けました。参加者は写真を撮ったり、質問したりしていましたが、木造シザートラス構造と地元住民が参加したワークショップによるメモリアルボードに関心を寄せている様子でした。また、戸越銀座駅ホームは緩やかにカーブしているため、3Dにより検討を重ねて出来上がりました。構造材であるシザートラス集成材はすべて大きさや角度が異なり、架ける順番も決まっていた、という説明に皆さんびっくりされていました。駅舎見学後は荏原第3地域センターへ戻り、アンケートを記入していただき、ツアーは終了となりました。
ツアー終了後、我々スタッフは戸越銀座駅の改札口に立っていました。既にオープンしなけんの別のイベントに参加してこられた男性に声を掛けられました。「駅舎を見学するなら、上りホームと下りホームのどちらがいいか」と尋ねられました。駅構内へ入るには入場券が必要で、上りホームと下りホームを往来することが出来ないためです。私は上りホームをご案内しました。なぜなら私たちが見学したメモリアルボードが掲げてあるからです。皆さんも是非、駅の上りホームにあるメモリアルボードに注目してみてくださいね。
レポート:三浦尚人(サポートスタッフ)