日時:2019年3月9日(土) 14:00-14:45/ 15:00-15:45
担当:宇井久仁子、高橋(サポートスタッフ)
入場者数:25人
茶会:10名(14:00) / 11名(15:00)
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品川歴史館の書院において、裏千家山下宗枝氏のご指導によるお茶会が2席設けられました。満開の花がきれいな庭園とその奥に佇む茶室「松滴庵」を望めるように障子を開けた開放的な雰囲気の中、お茶会は初めての方からお茶に通じた方まで、さまざまな年齢の方々に、和やかにお茶を楽しんで頂きました。品川区の広報紙に掲載されたためか、建築よりもお茶会にご興味をお持ちの女性の方が多いようでしたが、お茶会終了後は、お茶道具とともに、建築の造りも熱心にみられていました。有時庵など他の建築を見てから来られた方もいました。
参加者からは、概ね好意的な感想が多く、来年も開催されるのかという継続的な開催を望む声がきかれました。またお茶会の回数が2回では少なく勿体ないという声も寄せられました。お茶室をゆっくりみたいという希望もあり、茶室見学・解説を含めたお茶会も次回はよいかもしれません。運営面では、お茶会が「茶室」ではなく「書院」で実施されたため、少し分かりづらく、会場にサインを出すなど案内方法に工夫が必要と思いました。
たった一日のオープンハウスでしたが、たくさんの参加者が集まり、品川区初の建築イベントは大成功だったと思います。今後は、建築そのものを掘り下げるだけでなく、このお茶会のように、例えば教会建築でのミニコンサートなど、空間を感じて楽しむことができる企画もあると、より魅力的なイベントになると思います。
レポート:宇井久仁子(サポートスタッフ)