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今月で見納め「ソニービル」を上に下に表裏を巡る

2016.03.18.
https://accesspoint.jp/reports/%e4%bb%8a%e6%9c%88%e3%81%a7%e8%a6%8b%e7%b4%8d%e3%82%81%e3%80%8c%e3%82%bd%e3%83%8b%e3%83%bc%e3%83%93%e3%83%ab%e3%80%8d%e3%82%92%e4%b8%8a%e3%81%ab%e4%b8%8b%e3%81%ab%e8%a1%a8%e8%a3%8f%e3%82%92%e5%b7%a1/

日時:2017年3月18日(土)13:30~16:00

見学場所:ソニービル

参加者:21名

ナビゲーター:倉方俊輔

 

《ソニービル》は1966年、世界の名品を紹介する複合ショールームとして数寄屋橋交差点に誕生しました。外壁のルーバーは精巧な電化製品を思わせます。奥には1/4階ごとに上昇するフロアが隠されています。斬新な発想で「縦の銀ブラ」を可能にした「花びら構造」と呼ばれる作りです。戦後、ソニーの名を世界にとどろかせた盛田昭夫のアイデアを、駒沢体育館などを手がけた名建築家・芦原義信が形にしました。

 

2017年3月末、ソニービルは閉館し、「ソニーパークプロジェクト」が始まります。解体した地上部に、人びとの行動と街の可能性を静かに押し拡げる「パーク」がつくられ、その実験は東京オリンピック後に建設される新しい建物にも引き継がれます。

 

今回は特別に、一般には使わない裏動線や、竣工当時の内装が残された部屋、屋上などを案内してもらいました。そして見納めとなる、地下の巨大な駐車場につながった都会の謎空間「THE PARK・ING GINZA」、スキップフロアで開催中の「It’s a Sony展」も合わせて見学しました。