TOUR & LECTURE

レクチャー付ツアー「中銀カプセルと茶室空間」vol.3

2017.05.24.
http://accesspoint.jp/reports/%e3%83%ac%e3%82%af%e3%83%81%e3%83%a3%e3%83%bc%e4%bb%98%e3%83%84%e3%82%a2%e3%83%bc%e3%80%8c%e4%b8%ad%e9%8a%80%e3%82%ab%e3%83%97%e3%82%bb%e3%83%ab%e3%81%a8%e8%8c%b6%e5%ae%a4%e7%a9%ba%e9%96%93%e3%80%8dvo/

日時:2017年5月24日(水)9:30~12:30

見学場所:ニュー新橋ビル、静岡新聞・静岡放送東京支社、中銀カプセルタワー

参加者:5名

ナビゲーター:和田菜穂子

 

今回のレポートは、学生インターンの秋岡安季による初めてのレポートです。

 

 

 

本日のツアーでは、写真でしか見たことのなかった中銀カプセルタワーの中に入り、貴重な時間を過ごすことができました。カプセルの中で行われたレクチャーでは、黒川紀章さんの茶室や数寄屋建築に関するバックグラウンドのお話を伺い、これまで知らずにいた黒川さんの新しい一面に触れて興味深かったです。これもカプセル独特の狭い空間を体験し、肌で感じながら伺ったからこそ、また一段と心に響くものがあったのかと思います。関連書籍のタイトル等も紹介して下さったので、わたしも興味のある所から手にとってみようと思いました。

 

また和田先生のお話や黒川さんのインタビュー映像を通して、中銀カプセルタワーという一つの建築をめぐる、建築家と管理会社、所有者、そして保存推進派…といったあらゆる人々の利害や思いの交錯に触れました。
一口に「建築の活用」といってもそれぞれのケースで異なった複雑な事情があり、それらと上手く折り合いをつけながら建築や都市、そしてその先にある人々の生活に対して、幸せな路を模索していく必要があることを実感しました。

 

建築見学ツアーを通して、このような建築の取壊しと保存、或いは活用といった話題に触れることは、普段建築に携わっていない人たちにもわたしたちのすぐ側にある建築や都市の問題を身近なものとして感じさせてくれ、考えるきっかけになるのだろうと思いました。

レポート:秋岡 安季
東京大学大学院 工学系研究科 建築学専攻
加藤耕一研究室 修士課程2年