近年、下北沢では小田急線の地下化による跡地利用(ボーナストラック)や京王井の頭線の高架下の開発(ミカン下北)など駅周辺に新たな賑わいが生まれています。1927(昭和2)年に小田急線の下北沢駅が開業すると、周辺では箱根土地が分譲地開発を行うなど徐々に宅地化が進みました。今回はかつての分譲地に今も残る登録有形文化財の近代住宅の内部を特別に見学させていただきます。新旧の開発が混じり合う下北沢駅周辺を起点に、下北沢の変遷を辿り、同様に人々で賑わう三軒茶屋まで歩き、地域形成の違いも見ていきます。
集合:小田急線下北沢駅 東口改札外
平田家住宅:9時15分-10時30分 *少し延長となるかもしれません
下北沢ボーナストラック〜森巖寺〜北沢用水〜烏山用水〜三軒茶屋駅(解散)
ゲスト講師:金谷匡高(かなや・まさたか)
1986年生まれ。法政大学デザイン工学研究科建築学専攻博士後期課程満期退学。現在、世田谷区教育委員会学芸員、法政大学エコ地域デザイン研究センタ−・江戸東京研究センター客員研究員。専門は建築史・都市史。特に東京の近代都市史を研究している。主な論文に「明治初期に始まる東京旧武家屋敷の牧場転用による都市空間の変容について 飯田町・番町への牧場移転集中を例として」『日本建築学会計画系論文集 第86巻 第781号』日本建築学会、2021年、など。
企画:岸 佑(きし ゆう)
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