朝日カルチャーとのコラボ企画 シリーズ「昭和100年」
「建築の見方がよくわからない」「どこが凄いのかわからない」という皆さんに向けて、建築のプロがわかりやすくその魅力を解説します。講師は私たち東京建築アクセスポイントの理事で、毎月交代で登場します。昭和の巨匠たちの名建築を取り上げる講座です。
第9回:槇文彦 2025年9月18日開催
長年に渡り我が国の建築界を牽引してきた巨匠建築家、槇文彦は2024年に老衰で逝去されました。手がける建築も、人物像も、いずれも凛とした佇まいで、清廉さがあります。代表作である「代官山ヒルサイドテラス」は1969年から約30年の年月をかけて地元の発展と共にエリアを拡張してきました。今見ても新鮮さを失わない世界有数の優れたモダニズム建築です。『見えがくれする都市』『漂うモダニズム』など数多くの著書も残しており、本講座では槇文彦のアーバニズム、ヒューマニズムについても触れたいと思います。
講師:和田菜穂子