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トークイベント「ここだけの秘話☆見た建築の自慢合戦」

2018.2.25
http://accesspoint.jp/reports/%e3%83%88%e3%83%bc%e3%82%af%e3%82%a4%e3%83%99%e3%83%b3%e3%83%88%e3%80%8c%e3%81%93%e3%81%93%e3%81%a0%e3%81%91%e3%81%ae%e7%a7%98%e8%a9%b1%e2%98%86%e8%a6%8b%e3%81%9f%e5%bb%ba%e7%af%89%e3%81%ae%e8%87%aa/

日時:2018年2月24日(土)17:30~19:30

実施場所:アントニン・レーモンド《カニングハム・メモリアルハウス》(1961)

参加者:27名

司会:和田菜穂子

プレゼンター:磯達雄、若原一貴、参加者12名

 

 

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夕暮れ時、木造の質素な住宅《カニングハム・メモリアルハウス》からピアノの生演奏が聞こえる中、次々と参加者がやって来ました。常連さんに加えて初めての方も多く、主催側としても嬉しいイベントとなりました。

実はピアノ演奏は司会も務める代表の和田さんによるもの。(和田さんの多才な一面を垣間見させていただきました。)さて、今回のトークイベントは昨年3月に行われたアクセスポイント発足記念イベント以来、約1年ぶりの企画。

今回は一般参加者からも「見た建築自慢」をどんどんしてもらおうという企画で、数多くの応募がありました。全体は二部構成で、第一部は「参加者による自慢合戦」、第二部は「メンバーの磯vs若原による自慢合戦」でした。

 

第一部は合計12名のエントリーがあり、一人3分の持ち時間で最大5つの建築自慢をしてもらいました。持ち時間の問題もあり、多くの方は1~2つの紹介にとどまりましたが、それぞれユニークな視点での自慢大会となりました。通勤途上の気になる建物の紹介から、遠くはスイス、スペイン、ネパールのレアな建築紹介まで。また、足元の点字ブロック、巨大な集合住宅、亀裂の入った構造体の修復箇所など、皆さんのこだわり・フェチぶりが興味深く印象的でした。一部の最後には、一番印象深い自慢をしてくれた参加者に対して、メンバー3人からそれぞれ賞が授与されました。「和田賞」は丹下健三設計の《ネパールのルンビニ博物館》を紹介してくれた青野尚子さん。賞品はスペイン・マヨルカ島で採取した石、ワインコルク、コペンハーゲン建築ガイド、ヴィトラ・デザイン・ミュージアムの展覧会カタログが授与されました。「若原賞」は関西の寺院、教会などの宗教施設20件を紹介してくれた豊田充弘さん。賞品は雑誌コンフォルト160号「祈りの場所をつくる」特集号で、若原さんのデザインした《辻堂の家》も収録されています。「磯賞」はアントニオ・ガウディの《コロニアル・グエル》を紹介してくれた森奈津子さん。賞品は数年前に建築のとある会合で製作した建築オリジナルタオル。皆さま、おめでとうございました!

 

そして第二部は和田さんの司会による、磯vs若原によるガチな建築自慢合戦。磯さんと若原さんがそれぞれひとつの建物に対して、ここだけの秘蔵の写真を見せながら、熱のこもった自慢を5回戦行いました。一回戦ごとに参加者の拍手で勝ち負けを決めるという白熱の戦い!

磯さんは「菊竹清訓シリーズ」で攻め、若原さんは「個人住宅シリーズ」で応酬します。手持ちの自慢写真を出していき、この写真を撮るためにどれだけ大変だったのかその経緯をおもしろおかしくプレゼンし、「どうだ!」とばかりに熱の入った自慢話が繰り広げられました。結果は2勝2敗1分けの引き分けとなりましたが、お二人の建築に対する偏愛・傾倒ぶりが現れた自慢合戦でした。

 

個人的には、磯さんの語った菊竹清訓の《沖縄海洋博・アクアポリス》が船に引かれながら、中国へ渡っていく最後の姿を捉えた写真と、若原さんの語った《宮脇檀の別荘》の現在が記憶に残りました。第一部、第二部を通して感じたのは、建築ウオッチングを愛する皆さんのこだわりと熱意でしょうか。建築を愛する仲間の集まりに参加できて幸せだなと感じたひとときでした。

 

 

社会人ボランティア・スタッフ

大山光彦