TALK & PARTY

アアルト展図録出版記念トーク&パーティ

2018.11.24
http://accesspoint.jp/reports/%e3%82%a2%e3%82%a2%e3%83%ab%e3%83%88%e5%b1%95%e5%9b%b3%e9%8c%b2%e5%87%ba%e7%89%88%e8%a8%98%e5%bf%b5%e3%83%88%e3%83%bc%e3%82%af%ef%bc%86%e3%83%91%e3%83%bc%e3%83%86%e3%82%a3/

「アアルトとレーモンドは何か繋がりがあるの?」と疑問に思う人がいると思います。トーク会場だったカニングハム邸はアントニン・レーモンド設計の住宅。日本でクラシック音楽の普及に尽力したカニングハム女史が暮らした家です。しかし親密でアットホームな空間体験をすると、わたしの思惑がわかっていただけたのではないかと思います。野崎美波さんが作曲したAlvar Aaltoを聴きながら、「なんて贅沢で幸せなひととき!」としみじみ思いました。

 

自称「水まわり博士」としては、カニングハム邸の特筆すべき点は、明るくて使いやすいキッチンです。おそらくノエミ・レーモンドとカニングハム女史の協働デザインだと思われます。ウェルカムドリンクは北欧にちなんで、ホットワインのグリュック。デンマークではクリスマスが近づくとあちらこちらに出始め、レーズン、ナッツ、フルーツなどが盛りだくさんで、それらをスプーンですくって食べます。

 

配膳など会場準備を手伝ってくれたのはインターンの阿久根さん、中村くん、ボランティアスタッフの大山さん。いつもみなさんに支えられ、心から感謝しています。これからもよろしくお願いしますね☆

 

今回は図録の論考にちなんで、「アアルトと日本」をテーマにしたトークでしたが、この続きは来年3月の国際シンポジウムまで温めておきたいと思います。レーモンドとアアルトの接点、その他日本人建築家との接点もより深めて発表できればと思います。お楽しみに!!

和田菜穂子

 


**参加者のコメント(FACEBOOKより)**

 

人がその中に立った時-カニングハム邸ふたたび
「建築-その真の姿は、人がその中に立った時にはじめて理解されるものである。」とは武藤章先生の「アルヴァ・アアルト」(SD選書)の冒頭に掲げられた、アアルトの言葉。アアルト展図録の出版記念トーク&パーティが、旧カニングハム邸で行われた。ピアノとワイン付きで『アアルトと日本』についてのトーク。前回、旧カニングハム邸には4年前ヴィオラとギターの夕べに伺った。この小さな建築も、その中に立った時にはじめて分かる佳品。

上西明


和田菜穂子さんのアアルト展図録出版記念イベント。会場の青山のカニングハム邸で、トークの聴き手を務めました。設計者のアントニン・レーモンドは、リーダーズ・ダイジェスト東京支社で第3回の日本建築学会賞(作品)を受賞。初の外国籍の受賞者でした。大勢の親密な方々の談笑で、空間がより充実していて、和田さんを始め、一連の展覧会を企画した方に敬意を評します。葉山を訪られなかったので、東京ステーションギャラリーで行きます!

倉方俊輔


展覧会図録「Alvar Aalto Second Nature」の出版記念パーティのため、西麻布の旧カニングハム邸へ。和田菜穂子さんによる仮説を交えた同時代の日本人建築家との接点や、日本からの影響のお話はとても興味深かったです。アールトはまさに長編ミステリーのようなものですね。そして、その後ご自身の作曲による「アルヴァ・アアルト 」を演奏下さった野崎美波さんのピアノも素晴らしかったです!贅沢な時間をありがとうございました。

関本竜太


和田さんのレクチャーに続いて、この空間でピアノ(野崎美波)を初めて聴きました。大ホールのリッチな響きも良いですが、このくらいの大きさでこそ味わえる音の質感もまた楽しい。吹き抜けの構成がチョイ似た感じ?の武藤章の白樺湖の別荘でも音楽会などやりたいと思った。アアルト自邸にはアイノのピアノもありましたし、音楽との相性は良いのかも。

香川浩